支部長挨拶

広島県建築士会
広島支部支部長佐名田 敬荘

あいさつ

平素から広島支部の活動に対し、ご理解とご協力をいただき厚くお礼を申し上げます。

建築士は、設計、施工、行政など働く場所と内容は異なりますが、携わっている範囲は幅広く、言わば建築を通したまちづくりであり、建築士として目指す方向は同じものと考えています。

建築業界のすそ野は広く、多方面にわたっており、建築士としての活動も、直接的な発注関係はもとより、関連する人々・企業などとの横の連携が重要です。
また、災害時の相談員の派遣など自治体との災害時対応協定やヘリテージマネージャーとしての自治体支援など、行政との連携にも積極的な取組みが求められています。

建築士会は同じ資格をもつ者で結ばれた公益的な団体であり、損得を超えた横の連携を図ることができる組織です。
建築士会の活動を通じて横の連携を一層強化し、常に新たな情報を得ることで、急速な社会経済情勢の変化や複雑化した業務等に的確に対応できるものと考えています。

建築士会の中でも支部は、地域で活躍されている建築士にとって一番身近な存在です。
広島支部では、総務企画委員会、広報委員会、技術研修委員会、まちづくり委員会、見学委員会、交流厚生委員会、青年部会、女性部会と6委員会・2部会があり、それぞれの視点から建築を通したまちづくりに向けて独自の企画を立てて活発に活動しています。
平成27年(2015年)から広島支部の中心的な公益事業として取組みを始めた国際交流事業「ぺあせろべ」では、広島支部が実行委員会を組織し、広島市内に住む様々な国籍の人たちが一堂に会し、語らい楽しく多文化交流を行うとともに、青年部や女性部も毎年工夫を凝らした段ボールハウスの組み立て体験など、一般参加による取組みも行っています。

これら広島支部の活動の場は、皆さまが建築士として、地域貢献などにより、自らの想いを実現することのできる場であると確信しています。

今後とも、楽しく技術的な研鑽を積み上げるとともに、なお一層相互の親睦を深められる広島支部にしたいと考えています。
皆さまの支部活動への参加をお待ちしております。